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3年ぶりにパリへ行ってきました。
今回は高齢の母に付きそうフランス旅でしたので、のんびりした観光旅行の予定でした。
8月の最終週は、パリに住む人たちがバケーションからそろそろ戻り始める頃。街の交通渋滞も少なく、暑さもおさまりちょうどいい気候です。朝起きてセーヌ川沿いやチュイルリー公園を散歩して近所のカフェでゆっくり朝食。お昼からパリの観光スポットに出かける。きままに予定のない予定のはずでした。
でも、パリは世界随一の観光地。「最低限これだけは見ておきたい」王道観光スポットだけでも多すぎます。10日間程度では結局ハードな毎日になってしまいました。
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太陽が上り始めたら、母が起きるまでの時間に凱旋門までウォーキングすることにしました。今回の宿泊先がオペラ座からセーヌ川に向かうリヴォリ付近でしたのでちょうどいい距離感です。まだ薄暗く車も人通りも少ないパリの街は荘厳な建築物の意外にも飾らない素の姿でした。
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凱旋門につくころにはすっかり青空が現れてきました。そのころには車の数も少し多くなってきましたが今回は8月。ヴァカンスが空けきらないためか通勤の人もまばらです。折り返してホテルに戻って90分くらいのウォーキングです
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お昼からはお約束のルーブル、ヴァトームッシュ、サクレクール・・・グランパレ、ガルニエ宮 行きたいところが尽きません。
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アンジェリーナで朝ごはん(アンジェリーナはランチのほうが正解だと思います)
マルシェも見学、バカラミュージアムも寄り道です
パリの街もまだまだ見たいところがたくさんありますが、ここだけは必ず行きたいというモンサンミッシェルに1泊2日で車で向かいました。
ガイドさんが「途中にかわいい町があるので寄って行きましょう。」ということでノルマンディーの海沿いの町「オンフルール」、「ドーヴィル」フランスで最も美しい村のひとつといわれる「ブーヴロン・アン・オージュ」に寄りました。
パリから高速道路を走ること2時間弱 港町オンフルール(Honfleur 正しくは旧港町)
まるでドールハウスのような建物が並ぶかわいい街です。
![オンフルール](https://www.7yorku.com/w-column/wp-content/uploads/2018/10/オンフルール-1.jpg)
まだ夏の名残のこの時期には観光客が少なくありません。
湾の周りに壁のように建てられた建物群は昔のまま。どこを見てもポストカードのようです。
古来の木造船の製造技術で作られた街のシンボル サント・カトリーヌ教会
木だけでできたこの教会は中へ入るとまるで船底です。
荘厳な中にもあたたかさを感じるこの教会は石でできた教会とはまた違う趣があります。
小路のどこもかしこも子供の頃にテレビで見た「フランスの港町」です。
ここでの名物はムール貝や牡蠣などのシーフード。
ぶどうではなくりんごの蒸留酒カルバトスやりんごの醸造酒シードルといっしょにいただきます。
オンフルールから車で30~40分ほど。次の町は ドーヴィル (Deauville)
こちらも港町ですが、先ほどのオンフルールの町が漁師さんの船とするとこちらはクルーザーという感じ。フランス人のヴァカンスの地らしくビーチやマリーナにカジノ、競馬場もあります。
大きくない町に不釣合いなほどの大きな別荘、細い小路にびっくりするくらいの超高級車が平気で路上駐車してあります。素朴な町並み随所に高級リゾート地を感じさせるおしゃれな雰囲気が漂います。
「ドーヴィル」というとその地の名前を冠したバッグが3大フランスブランドにはそれぞれあります。
ルイヴィトンは内側にボトルホルダーが付いたヴァニティバッグ。
エルメスとシャネルはキャンバス素材のトートバッグ。
午後からビーチで日光浴、明日は少しお買い物してからクルーザーで・・・フランス人のマリンリゾートスタイルのバッグはこんなイメージなのでしょうか。
この町の建築物は木組みの外壁。これがノルマンディー様式。ここではエルメスもルイヴィトンの店舗もこのスタイルです。
映画のセットやテーマパークではありません。伝統的なノルマンディー様式で作られた店舗は町にするりと溶け込んでいておとなりのお土産屋さんと同じスタイルで高級ブランドのお店とは気づかない感じです。
2階建の小さいかわいいお店です。これまでに私が訪れたことのあるルイヴィトンブティックのなかでいちばん小さい店舗です。リゾートを楽しむ間にバックが必要になったり、スカーフやシューズが必要になったりするのでしょう。小さい店舗ながらフレグランスやシューズもお取り扱いしています。
ココ・シャネルが1909年にパリで帽子屋さんからスタートしたCHANELですがブティックの第1号店はこのドーヴィル。
1912年に自身の名前を付けたブティックをオープンしています。その場所に現在ブティックはありませんが、通りに記念のプレートがありました。
モンサンミッシェルへ向かう途中に「フランスで最も美しい村のひとつ」に制定されているカルヴァドス県のブーヴロン・アン・オージュ村(Beuvron-en-Auge)に寄りました。人口300人にも満たない小さい村ですがミシュランの星付きレストランがあり、お花に彩られたノルマンディースタイルの小さなお店が村の中心地にいくつか並びます。
![](https://www.7yorku.com/w-column/wp-content/uploads/2018/10/ヴーブロン6.jpg)
こちらがミュシュラン1ツ星 ル・パヴェ・ドージュ (le pave d’auge)
ホテルも併設していていますのでオーベルジュのようです。ランチ営業もしていますが、あいにくヴァカンス中でお休みでした。
公式WEBサイトは→こちら
町の中心にあるカフェで(といっても町は10分もあればひと回りできるくらいの大きさです)
ガレットをいただきました。