お買い取りさせていただきました
おしゃれ上級者、ファッションに敏感な若い古着ユーザーから人気が高まったヴィンテージスタイル
それに加えて
ラグジュアリーブランドの往年の名作リバイバルで
ファッションの幅広さ、価値観の多様化が面白いこの頃です
,
今日お買い取りさせていただいたお品は
シャネルのバングル
ワイドな幅 大きいCC ゴールド色、シャネルのロゴもビッグです
販売された時期は 1996年
今から26年前になります
ココシャネルが1971年に亡くなったあと迷走をしていたシャネルは
1982年にカールラガーフェルドがデザイナーに就任し
ファッションブランドトップの座に返り咲くのです
カールラガーフェルドはこれまでのシャネルを踏襲しつつ
カラフルでポップ、パンク、フェミニン、ロリータ、近未来的
あらゆるものにチェレンジしてきました
ブラックとゴールド、ゴージャスでエレガント
おおぶりなアクセサリーは シャネルの本流です
今回お買い取りさせていただきました
こちらのお品物は時間の経過を感じさせない
コンディションのよいものです
ゴールド色はメッキになりますので
年数が経過すると、ゴールドがくすんできたり
メッキが剥がれたりするのですが
保管状態が良くほぼ当時の状態をキープされていました
存在感のあるバングルです
ヴィンテージファッションが好きなおしゃれなかたのもとへお届けできますこと楽しみにしています
こちらは検品、撮影後に
7yorkuONLINEにて販売させていただきます
ヴィンテージブームに思うこと
ブランドのお品物のほとんどは
丁寧に上質な素材で作られていて
長い時間使うことができるはずなのです
子供に引き継ぐことができるもの
使わなくなっても誰かがそれをまた使う
それができる品質
たとえ傷があっても、壊れかけているところがあったとしても
お修理体制が整っていて、それも叶う
これこそがブランド品の姿と思っています
20年ほど前
フランスの蚤の市へ何度か行ったことがあります
歴史を大切にするお国柄
古いものばかりで巨大なマーケットになっています
日本の骨董市も同じですね
古くから繁栄した産業の違いからフランスでは
バカラやガレ、ラリックのグラス
ゴヤールやルイ・ヴィトンのトランク
シャネルのアクセサリーも並んでいました
蚤の市ですので、ほとんどが訳ありで
壊れていたりします
売る気があまりないのかそれが相場なのか
当時の日本では考えられない高値でした
欠けたグラスや金具が壊れたバッグ
まともな値段では売れるわけがないという発想です
壊れてるから安くして!と値切り交渉しても
パリでアトリエに持って行きな。直してくれるさ
の返事です
フランス人は時間の経過は付加価値だと思っていて、ケチだからとことん直して使い倒すし、壊れることには許容があっても、直せないことは怒るわね。
と半ば笑いながら同行した在仏日本人ガイドさんが説明してくれました
歴史あるブランドの品は
また誰かが所望してくれる
色褪せないブランド品の良さが存分に発揮されるこのヴィンテージブームは嬉しいこと
ブームで終わらずに時間経過も評価されるようになるといいなと思っています
物だけでなく人も。笑